< 目 次 >
■ 今月のキーワード
■ 金融翻訳事情
■ global2jからのおしらせ
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■ 今月のキーワード ■
【FOMC】
Federal Open Market Committeeの略で、日本語では通常、「米連邦公開市場委員会(FOMC)」とされます。米連邦準備理事会(FRB)の7名の理事(議長、副議長を含む)と5名の地区連銀総裁(ニューヨーク連銀総裁の他は11地区連銀からの輪番制)で構成され、フェデラルファンド金利の誘導目標や公定歩合、金融政策の運営方針などを決定する役割を果たします。年8回、ワシントンのFRB本部で定期会合を開催しますが、必要に応じて臨時会合や電話での会合を開くこともあります。
(例文)
US interest rate futures are pricing
in a mere 47bp of tightening over
the next three FOMC meetings.
(訳例)
米金利先物は、今後3回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合における利上げ
幅が計47bpにとどまると織り込んでいる。
(global2j最新金融翻訳講座2005年6月号より抜粋)
■ 金融翻訳事情 ■
今回は、global2jの採用担当者より、応募の際の注意点・マナーについてお話します。
多くの企業は採用時に応募者の経歴・能力だけでなく、応募の仕方やマナーも少なからず重視していると思いますが、翻訳会社も例外ではありません。当社では在宅翻訳者を募集する際、トライアル訳文のクオリティを重視するのはもちろんのこと、提出の仕方などにも注目しています。というのも、これまでの経験からして、訳文が一定の水準に達している方ほど、指定された提出方法に従っており、Eメールのカバーレターの文章もていねいで、かつマナーもしっかりしていることが多いからです。在宅翻訳者以外の職種(翻訳コーディネーターなど)の場合でも、応募者の求職活動の仕方一つで、その方の仕事に対する姿勢がある程度見えてくると言えるでしょう。
当社では年間、多数の方にご応募いただいていますが、社会人としての常識的なマナーを欠いた応募メールが少なくありません。例えば、「こんにちは!応募します」のように砕けすぎていたり、応募理由以外に身の上話が延々とつづられていたり、などです。また、トライアル訳文の受領時に「経済状況の背景がわかればもうちょっとうまく訳せたと思いますが、まあこんな程度です」、「他社にも応募しているので、合否結果を早くもらえますか」などと伝えられて、少々驚いたこともありました。
採用する側として言えるのは、マナーがしっかりしている方ほど仕事もきちんとしており、またどんなことでも細部に注意を払うことができる方ほど、緻密さが求められる翻訳の仕事に向いているようです。翻訳会社は応募者の書類の提出の仕方やメールの文章といった細かいところを見て適性を判断することもありますので、トライアルなどに応募する際は十分注意しましょう。
応募の際、以下の点について再度確認してみましょう。
<チェック項目>
・ 募集要項を確認していますか?
・ 指定された提出方法に従っていますか?
・ 応募のEメールにカバーレターをつけて送付していますか?
・ 常識的なマナーのある文章を書いていますか?
・ 応募する前に誤字・脱字がないか確認していますか?
■ global2jからのおしらせ ■
当社ではアルク刊『稼げる実務翻訳ガイド2006年度版』で「誌上オープントライアル」を実施しています。ご興味のある方は、ぜひご応募ください。 |