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■ global2jからのおしらせ
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■ global2jからのおしらせ ■
○「最新金融翻訳講座」募集のおしらせ
現在、「最新金融翻訳講座」の受講申込を受け付けております。2023年7月会員の申込期限は5月10日(郵送の場合。インターネットによる申し込みの期限は5月31日)となっておりますので、ご興味のある方は講座ホームページをご参照ください。
■ 今月のキーワード ■
【herding】ハーディング現象(群衆行動)
行動経済学の用語で、人間は物事を合理的に判断し、自らの行動を決定するよりも、多くの人と同じ行動を取る傾向があること。英語のherdは「(動物の)群れ」を意味します。
(例文)
Historically, herding tends to contribute to market bubbles.
(訳例)
歴史的に見ると、ハーディング現象(群衆行動)は市場バブルの一因になる傾向にある。
■ 金融翻訳事情 ■
【アメリカ英語とイギリス英語の違い】
英語は世界の共通語と言っても過言ではないほど、私たちにとって身近な言語です。ほとんどの方はご存知だと思いますが、英語には大きく分けてイギリス英語とアメリカ英語があり、一部の単語の意味や発音、表現などにはそれぞれ微妙な違いがあります。そこで、今回は英語と米語についてお話します。
- ・単語の綴り
同じ単語でも綴りが異なるものがあります(下にご紹介しているのはごく一部にすぎません)。
米:organize、英:organise
米:center、英:centre など
- ・意味の違い
アパート 米:apartment、英:flat
映画 米:movie、英:film など
- ・文法① 時制
イギリス英語では現在完了形で表現するところをアメリカ英語では過去形で表現することが多いようです。
例: 「昼食は食べましたか?」
英:Have you had lunch?
米:Did you have lunch?
- ・文法② 集合名詞の単数・複数扱い
family、team、group、committeeなどの集合体を表す単語の場合、アメリカ英語では単数として扱われますが、イギリス英語では状況に応じて単数・複数のいずれかを使い分けているケースが多いです。
- ・時間表現
例:「4時45分」
英:quarter to five
米:four forty-five
いかがでしたか。日本ではアメリカ英語をベースにした教育が行われているため、イギリスに留学したり旅行で訪れたりした際、それまで学んできた英語がイギリス英語と異なる点がたくさんあることを知って驚く方はいらっしゃるのではないでしょうか。映画や音楽などのエンターテインメント文化の影響もあって英語はアメリカ英語を指すと思い込んでいる方は多いかもしれませんが、世界的にはイギリス英語が使われている国や地域も少なくありません。アメリカ英語が理解できるだけでも十分と言えますが、英国企業やイギリス英語を使用する国の企業を相手に仕事をする方は、アメリカ英語とイギリス英語の違いを把握していると大いに役立つのは間違いないでしょう。今回は金融翻訳と直接関係する内容ではありませんが、ご参考になれば幸いです。 |