< 目 次 >
■ global2jからのおしらせ
■ 今月のキーワード
■ 金融翻訳事情
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■ global2jからのおしらせ ■
○年末年始休業のおしらせ
グローバル・トゥー・ジェイでは12月28日(金)から1月3日(木)までを年末年始休業とさせていただきます。この間、資料のご請求やお問い合わせに関してはすぐにご連絡できませんが、4日(金)以降に対応させていただきますので何卒ご了承ください。
○最新金融翻訳講座Aコース募集のおしらせ
現在、最新金融翻訳講座 Aコースのみ受講のお申し込みを受け付けております。
※総合講座、最新金融翻訳講座B、C、1回コースは募集停止中です。
Aコース2019年4月会員の申込期限は1月20日となっておりますので、ご興味のある方は講座ホームページをご参照ください。
■ 今月のキーワード ■
【underemployment】不完全雇用、不完全就業
労働者が一般の雇用労働者の標準に達しない労働時間・日数、賃金や所得などの条件で雇用されている状態のこと。
(例文)
Underemployment is a reason why wages are growing slower in some countries than they did before the global financial crisis.
(訳例)
不完全雇用が、一部の国において賃金の伸びが世界金融危機前よりも緩慢な理由である。
■ 金融翻訳事情 ■
【訳文の見直しは十分ですか?実は大事なスタイルチェック】
今年も残りあとわずかとなりました。年内最後のメールマガジンでは、訳文の品質管理を担当する弊社エディターが編集作業で気になっている点についてお話しします。
翻訳者に求められるのは訳文の内容の正確性はもちろんのことですが、実は「体裁(スタイル)」の統一も少なからず重要です。フォントの種類やサイズが乱れていたり、記号の半角と全角がバラバラだったり、同じ用語でも送り仮名の表記にぶれがあったりすると、せっかく一定水準の訳文に仕上がっていても整った文章に見えず、非常に残念な印象を与えてしまいます。誤訳に比べたら致命的なミスではないのだからいいじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案件によっては最終顧客から翻訳会社に細かいスタイルの指定があるため、翻訳者が翻訳会社のスタイルに関する指示を守れない場合、翻訳会社はその翻訳者への将来の発注に消極的にならざるを得ないこともあります。エディターとしてこれまでたくさんの翻訳者の訳文を見てきた経験上、スタイルの統一などを含め丁寧な見直しができる人ほど注意力があり、総じて翻訳力も高い傾向にあるように思います。体裁の確認は短時間でできる簡単な作業ですので、依頼主に訳文を提出する前に最後の入念な見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか。
<スタイルや表記統一のための簡単なテクニックのご紹介>
1)文書全体のフォント、サイズなどを一括で統一するには:
あらかじめ文書全体を選択し(Ctrl+A)、次にショートカットキー「Ctrl+D」で表示されるウィンドウ内でフォントの種類や文字サイズを指定
2)表記の乱れを探し出し、表記を統一するには:
「検索と置換(Ctrl+H)」ウィンドウの「置換」タブの「検索する文字列」に修正したい文字列、「置換後の文字列」に修正後の文字列を入力して統一
3)文字を全角または半角に統一するには:
「検索と置換(Ctrl+H)」ウィンドウの「置換」タブの「検索する文字列」に修正したい文字列、「置換後の文字列」に修正後の文字列を入力する。次に「オプション」ボタンをクリック。「検索オプション」で「半角と全角を区別する」にチェックマークを入れて検索・置換
今年も当メールマガジンをお読みいただき、ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。皆様どうぞよいお年をお迎えください。 |