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■ global2jからのおしらせ
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■ global2jからのおしらせ ■
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■ 今月のキーワード ■
【ZIRP】ゼロ金利政策
zero interest rate policy の略。ゼロ金利政策とは、中央銀行が政策金利を実質ゼロ%に誘導する金融政策のことです。
(例文)
The premature unwinding of ZIRP has the potential to damage the economy.
(訳例)
ゼロ金利政策の時期尚早な解除は経済に打撃を与える可能性がある。
■ 金融翻訳事情 ■
2015年がいよいよ幕を開けました。皆様、今年の目標は立てられましたでしょうか。ひょっとすると、すでに三日坊主になっている方もいらっしゃるかもしれません。今年こそは目標を達成したい、翻訳学習をきちんと継続させたい、と考えている方のために、今回はケリー・マクゴニガル著の「スタンフォードの自分を変える教室」(大和書房)の内容を一部取り上げ、目標達成のための意志力の強化法についてお話しします。
・意志力の「小さなトレーニング」を積み重ねる
ある研究によると、自制心が必要なことを毎日継続して実行することで意志力が鍛えられるそうです。その内容は、姿勢をよくする、エレベーターではなく階段を使う、など日常的に続けられる些細なことでよいとのこと。意志力の「軽い筋トレ」を毎日続けることで、大きな目標を達成するための「基礎体力」がつくのでしょう。数百ページの洋書を読破する、一日当たり○○ワードの翻訳をこなす、といった大きな目標達成のための準備運動として、こうしたことを実践されてもよいかもしれません。
・失敗した自分を許す
英字新聞を毎日読むと決めたのに、今日はついついサボってしまった…。そんな時、「自分はなんてダメな人間なんだ」と自己批判をしてしまう方もいらっしゃるでしょう。こうした自己批判は自己コントロールには不可欠と思われがちですが、実際は違うようです。マクゴニガル氏によると、失敗したことについて、自分に対する思いやりを持ちながら振り返った場合の方が、自分を厳しく批判した場合よりも、失敗した事実をありのままに見つめられるようになり、その結果として目標に対する責任感が増すとのことです。つまり、目標に向けた努力に失敗しても、過度に自分を責めず、自分の犯した過ちを許したうえで次の対処法を冷静に考えるのが目標達成には効果的であると言えるでしょう。
・仲間を作る
著書によると、人は仲間が「普通に」していることは、自分もした方が賢明だと判断することが多いそうです。したがって、自分ができるようになりたいと思っていることを習慣にしている人たちと出会い、仲間になることが、目標達成の大きな助けになるとのこと。地域のサークルや教室、コミュニティなどに積極的に参加して目標を目指す仲間に囲まれることで、努力するのが「普通」に思えてくるかもしれません。ただし、参加に当たっては思わぬトラブルに巻き込まれることの無いよう、そのグループの安全性をきちんと調べることが必須です。
いかがでしたでしょうか。「スタンフォードの自分を変える教室」にはこれらのほかにも意志力を鍛えるための方法が詳細に紹介されています。原書(原題「The Willpower Instinct」)も、日本で入手可能なようです。機会があれば手に取られてみてもよいかもしれません。皆さんの素晴らしい1年のスタートに今回の記事がお役に立てれば幸いです。今年もよろしくお願いいたします。 |