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■ global2jからのおしらせ
■ 今月のキーワード
■ 金融翻訳事情
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■ global2jからのおしらせ ■
2012第1四半期のトライアルでは多数の方々にご応募いただき、ありがとうございました。今回残念ながら合格者はいらっしゃいませんでした。
次回は「金融・経済翻訳総合講座」修了生のみを対象としたトライアルとなります。ご応募の際はご注意ください。
■ 今月のキーワード ■
【nominals】名目債、名目債券
物価変動に連動せず額面ベースで取引される債券のこと。債券は通常、特に明示されなければ名目債であり、nominalsは主に物価連動債と対比させる場合に用いる表現です。
(例文)
Five-year TIPS have more attractive yields relative to five-year nominals.
(訳例)
5年物物価連動債(TIPS)は5年物名目債と比べて利回りが魅力的だ。
■ 金融翻訳事情 ■
【新人翻訳コーディネーターよもやま話後編】
二回シリーズでお届けしている翻訳コーディネーターよもやま話ですが、前回は業務のご紹介とやり甲斐、苦労話などを伺いました。後半となる今回は、それらを踏まえてどのようなタイプの人が翻訳コーディネーターとして向いているのかなどについて伺います。
◆こんなあなたは翻訳コーディネーターに向いている?
H:やはり緻密で几帳面、誤字脱字に敏感な人でしょうか。フォントの大きさなど、体裁の違和感を瞬時に判断できるようになったら一人前になれると思います(私には遥か遠い道のりですが)。
O: 私も大雑把な性格なので、向いているのかどうかは考えないことにしています。とはいえ、普段は使わない脳の部分が活性化されているかも。緻密にして大胆、決断は早く、仕事は手早く正確に・・・が理想です。
H:Oさんは落ち着いていますから、充分適性はあると思います!集中力も大切だけれど、複数のことを同時進行できる要領の良さも必要。そういう点では他の仕事と同じかもしれません(あと、落ち込んでも再浮上できる楽天性も!)。
◆翻訳コーディネーターとして一言
O:業界や業務を知るにはいいポジションですね。お客様にも翻訳者にも皆に満足いただけるようないいものができれば嬉しいですし、勉強の種という面では(するかしないかはともかく)本当に宝の山にいるようなものだと思います。
H:確かにいろいろなパターンの文章を目にできる、まさに宝の山ですよね。自分自身の幅が広がっていく気がするのも楽しいです。翻訳の仕事をしたいけれど、どれを専門にしたらいいか迷われている方なども、いきなり在宅翻訳者ではなく、まずはコーディネーターとして包括的な業務からその分野に触れてみると、自分の適性が見えてきていいのではと思います。
いかがでしたでしょうか?裏方であり、まだあまり広くは認知されていない仕事ですが、どのようなものかイメージしていただけたら嬉しいです。二人にはこれからも経験をつんで成長を続けていってほしいですね。
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