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global2j通信~VOL.181~ 2024年3月号

■ 今月のキーワード ■

【QT】量的引き締め(QT)

QTはQuantitative Tighteningの略で、中央銀行が国債などの保有資産を売却したり、満期を迎えた債券の再投資をせず償還させたりすることで、量的緩和(QE)によって拡大したバランスシートを段階的に縮小すること。

(例文)
The Fed is likely to start discussing conditions for slowing the pace of QT.

(訳例)
米連邦準備理事会(FRB)は、量的引き締め(QT)のペースを鈍化させる条件に関する議論を開始するとみられる。

■ 金融翻訳事情 ■

【隙間時間を英語学習に活用するススメ】

「使える英語」を身に付けたいと考えている方の中には、仕事や家事・育児などの合間に学習されている方が大半かと思います。ある程度まとまった時間が確保できることに越したことはありませんが、なかなかそうもいかないのが現実でしょう。しかし、リモートワークが珍しくなくなり、またスマートフォンやタブレットといったモバイル端末が普及した今、仕事や日常生活の合間に生じる「隙間時間」も上手にやりくりすれば効率的な学習が可能な時間に変えられます。そもそも人間が高い集中力を持ち続けられる時間はそう長くないため、たとえ30分程度の空き時間でもポイントを絞って勉強した方がむしろ有効ともいえるでしょう。いずれは英語のネイティブと自然な会話ができるようになるなどといった目標を達成するためにも、まずは限られた時間で実践可能な学習をなるべく毎日続けることをお勧めします。例えば、最近ではスマートフォンなどで利用できる語学アプリがたくさんあります。使える単語やフレーズを覚える、発音チェックを受ける、リスニング力を鍛えるなどといった学習はそうしたオンラインツールで手っ取り早く始められます。また、動画アプリでは映画やドラマの登場人物の会話が参考になることも多々あり、物語を楽しみながら勉強にもなるので無理なく継続できます。

軽い基礎運動を生活の一部に組み込んで継続する方がダイエットに成功しやすいのと同じ理屈で、英語学習も日々コツコツと続ければ基礎はおのずと身に付くはずです。大きな目標を持つことは大事ですが、初めから高い目標を掲げすぎると続かず、かえって挫折しやすいかもしれません。まずは隙間時間を有効に活用しながら、生きた英語が身に付くよう焦らずにじっくりと取り組んでいってみてはいかがでしょうか。

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