メールマガジン

global2j通信~VOL.176~ 2022年12月号

■ 今月のキーワード ■

【Great Resignation】大量離職、大量離職時代

コロナ禍をきっかけに、米国をはじめとする世界の労働市場で大量の自発的離職者が出ている現象のこと。

(例文)
Experts generally believed that the “Great Resignation” was a side effect of pandemic chaos and uncertainty.

(訳例)
専門家は一般に、「大量離職」はパンデミックによる混乱と不確実性の副次的影響であると考えていた。

■ 金融翻訳事情 ■

【リモートワークのデメリットを減らそう】

コロナ渦3年目を迎え、リモートワークは特別めずらしい働き方ではなくなってきました。在宅勤務は長い通勤時間の節約、満員電車に乗るストレスの軽減などといった大きなメリットがある一方で、デメリットも少なからずあります。今回は、弊社の翻訳コーディネーターがそうしたデメリットを少しでも軽減し、在宅でスムーズに仕事をこなすためのコツをご紹介します。

デメリット①

仕事のオンオフの切り替えがしにくい:部屋着のままで仕事ができないわけではありませんが、程良い緊張感がないとやる気のスイッチがオンになるまでに時間がかかってしまいかえって非効率です。業務開始時間前までにきちんとした服装に着替えてから仕事を始めることも、気持ちの切り替えに役立つ効果的な儀式の一つと言えるでしょう。オフィスに出勤しないからこそ、仕事のオンオフをいつも以上に意識的に区別する工夫が不可欠です。

デメリット②

集中力を保ち続けるのが難しい:自宅にいるとつい気が緩みがちになり、集中力が維持しづらくなるものです。当たり前のことかもしれませんが、何時までに作業を終わらせると決めたうえで仕事に取り組むよう一層心掛ければ集中力が持続し、達成感も味わえます。可能であれば仕事専用のスペースを確保し、業務とは関係ないものを目につく場所に置かないようにするのも効果的でしょう。

デメリット③

業務時間中に家族に話しかけられたり、電話がかかってきたりして作業が度々中断してしまう:緊急の用事以外は極力そっとしておいてもらえるよう事前に話し合っておくほか、スマホの「集中モード」を利用して、着信音やアプリの通知をオフにしておくと仕事に集中しやすくなります。

デメリット④

IT関連機器の不具合などが生じた場合には自力で解決しなければならない:普段からパソコンの動作環境を整えておくほか、ケーブルなど経年劣化しやすい機器の状態を定期的にチェックし、壊れる前に買い揃えておくと不測の事態も回避しやすくなるでしょう。また、プリンタを使っている場合はトナーやコピー用紙をストックしておけば備品不足で印刷できないトラブルもなくなります。

デメリット⑤

一日中、家の中で過ごしていると間食が増え、運動不足になりがち:間食は効果的な気分転換になり得ますが、摂取量と頻度には注意が必要です。また、室内にこもり切りだと一日に必要な運動量がどうしても足りなくなってしまいます。運動不足は健康面でのリスクにつながりますので、業務時間の前後や昼休みの空き時間を利用して軽く体を動かす習慣をつけると良いでしょう。1回30分程度のウォーキングでも心身ともにリフレッシュでき、集中力も高まるのでお勧めです。

いかがでしたか。リモートワークにはメリットだけではなくデメリットもありますが、解消方法を少しでも多く試してみれば充実した一日を過ごせるのは確かです。本年も当メールマガジンをお読みいただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

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