■ 今月のキーワード ■
【intermediates】中間財
中間財を意味するintermediate goodsはintermediatesと表現される場合があります。中間財とは、生産活動において他の財の完成までの中間で使用される財のことです。
(例文)
In comparison with trade in final goods, imports of intermediates are more sensitive to trade costs.
(訳例)
最終財の貿易と比べると、中間財の輸入は貿易コストにより敏感である。
■ 金融翻訳事情 ■
【ゴールデン・ウィークに読書はいかが】
間もなくゴールデン・ウィークに突入しますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この時期は金融・経済レポートが休刊になることが多いため、まとまったお休みを取る翻訳者も少なくないようです。旅行やレジャーに出かけるものいいですが、人混みを避けてゆっくり過ごしたいという方には読書もおすすめです。今回はお休み中に読むのにおすすめの金融・経済関連の本をご紹介します。中にはゴールデン・ウィーク中に読破するのが難しいようなものもありますが、チャレンジのきっかけにしていたければ幸いです。
・改訂新版 藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義(藤巻健史 著)
「伝説のディーラー」と呼ばれた著者が、金融市場に関する知識を自身の経験に基づき分かりやすく説明する本です。分かりやすい語り口でユーモアを交えながら書かれており、初心者でもさらっと読める内容です。
・図解入門ビジネス最新デリバティブの基本とカラクリがよ~くわかる本(藤崎達哉 著)
債券レポートに頻繁に登場するデリバティブに関する知識を、図表を交えて解説した本です。難解な理論を筋道立てて説明してあります。デリバティブ用語に対する苦手意識を克服するきっかけになるかもしれません。
・Economics For Dummies(Sean Masaki Flynn著)
「For Dummies(おばかさんのための)」というタイトルの通り、初心者にわかりやすく説明してくれる実用書シリーズのEconomics版です。海外では非常に一般的なシリーズであり、平易な英語で書かれているため非常に読みやすく、初学者向けでありながらしっかりとした基礎知識が身に付けられます。
・An Introduction to Bond Markets 4th Edition(Moorad Choudhry 著)
債券についての知識を細かく解説した参考書です。初学者から中上級者まで幅広く使えます。数式なども用いられているため一見難解ですが、英語が非常にわかりやすく説明がきめ細かいため、数学の知識がなくても読み進めることができます。
洋書については書店で入手することは難しいかもしれませんが、インターネットで購入することができますので、是非検索してみてください。