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global2j通信~VOL.141~ 2016年1月号

■ 今月のキーワード ■

【in real terms】実質ベースで、実質で、実質

統計データにおいて、額面通りの数字である「名目」値から物価変動の影響を取り除いたものが「実質」値です。また、in ~termsは「~ベースで」と訳せる場合が多く、in real terms 以外の例として、in nominal terms(名目ベースで、名目で、名目)、in real trade-weighted terms(実質貿易加重ベースで)などが挙げられます。

(例文)
Wages in real terms were up 3.9 per cent in the first half of the year.

(訳例)
賃金は実質ベースで年前半に3.9%上昇した。
実質賃金は年前半に3.9%上昇した。

■ 金融翻訳事情 ■

【目標を立てるコツ】

いよいよ2016年が幕を開けました。皆様はどのようなお正月を過ごされたでしょうか。今年の目標はもう立てられましたか?「目標は立てたものの、途中で忘れたり挫折したりして結局達成できないことが多い」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、目標を立てる際のちょっとしたコツについてお話ししたいと思います。

・「大、中、小」の目標を立てる

目標を立てる際には、まずは「最終的どうなりたいか」という「大きな」目標を立て、次に「そうなるためには具体的にどのような課題を克服すべきか」という「中規模」の目標を設定し、その課題を克服するために日々実行する「小さな」目標を立てていくとよいでしょう。こうすれば最終的になりたい自分を思い浮かべるワクワク感から、「小さい」目標を達成し続ける意欲が持続するからです。例えば、「英語力を生かした仕事に転職したい」という大きな目標を立て、そのために「英検に合格する、TOEICで高スコアを獲得する」という中規模な目標を設定し、それを達成するために「毎日リスニングをする」、「英単語を語覚える」、「英字新聞を読む」という小さな目標を立てる、といった具合です。

・「長期、中期、短期」の目標を立てる

次に、期間別の目標を立てます。例えば「1年後に転職」という長期目標を設定したとすると、そのために「半年後にTOEIC900点」、といったそれより短めのスパンで目標をいくつか立て、それに向けて「来月には模擬テストで○点を取る」、「○日までに単語を○○語覚える」というさらに短い目標を具体的に設定するのです。「いつかできるといいなあ」と曖昧に考えるよりも、締め切りを設定した方がやる気や集中力が高まる、という経験は皆さんにもあるのではないでしょうか。これらの目標は出来ればノートや手帳などに書き留めておくことをおすすめします。机などに張っておくのも効果的でしょう。

・必要に応じて目標を軌道修正する

日々の目標をコツコツ続けていても、ご自分やご家族の突然の病気、またお仕事の状況などにより中断や延期を余儀なくされることもあると思います。そんな時は「ああ、やっぱり達成できなかった、もうおしまいだ」などと投げ出してしまうのではなく、「軌道修正」すればよいのです。例えば突然の異動で予想外に忙しくなり、短期目標の半分しか達成できていない場合、中期目標や長期目標を「微調整」してみましょう。「半年後にTOEIC900点」が少し難しそうならば、「半年後には850点を目指し、1年後に900点が取れるようにする」、といったように、あくまでも達成したい目標は変えることなく期間に余裕を持たせるのです。そしてこれを挫折と捉えずあくまで計画の調整と前向きに考えます。そうすることで、当初の目標水準に達していなくてもモチベーションを保ち続けることができるでしょう。

いかがでしたでしょうか。他にも様々な考え方があるかと思いますが、今回の記事を1つの例としてご参考にしていただければ幸いです。

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